ごあいさつ

時節感当(じせつかんとう)とは、※世阿弥(ぜあみ)が残した言葉を
いいます。

時節感当とは、その瞬間、その時、その季節には、絶妙のタイミングがあり、
そのタイミングを感じて、そのタイミングを計ることです。

これは、時間的なタイミングだけでなく、空間的なタイミング、
つまり、主体と客体との距離、「間」もあるのではないか、
とも考えています。

人や社会、自然、自分自身との「間」を含めたタイミングを
いかに感当できるか、時宜を得て、表現できるか、
チャレンジしていこうと思います。

※日本の室町時代初期(1300年の後期頃)の人物で、
能楽を大成した人物。世阿弥陀仏を略して世阿弥と称した。