折々の雑感 12 5月 2019 根を張って、ここで暮らしていく、ここで生きていけばいい。 「主戦場」という映画を見た。 慰安婦問題を扱った映画だが、今の日本の問題やその実態をも扱っている。 その根本には、今に始まった問題でもないことがわかった。かなり深刻な問題。 やはり、国とはダイレクトにつながるのではなく、中間共同体につながって、その影響を軽減しなければならないと思った。 中間共同体と… 続きを読む
折々の雑感 11 5月 2019 恥ずかしい仕事、みっともない仕事はできないと、胸を張って言えるだろうか。 哲学者の鷲田清一氏は、『おとなの背中』という本の中でこんなことを述べている。 民俗学者の宮本常一氏が、石積み職人についてこんなことを語ったという。 あとから来たものが他の家の田の石垣をつくとき、やっぱり粗末なことはできないものである。まえに仕事に着たものがザツな仕事をしておくと、こちらもついザツな仕… 続きを読む
折々の雑感 5 5月 2019 花は花のタイミングで咲き、人はその人の都合で行動する 時節感当(じせつかんとう)とは、世阿弥(ぜあみ)が残した言葉。 時節感当とは、その瞬間、その時、その季節には、絶妙のタイミングがあり、そのタイミングを感じて、そのタイミングを計ること。 タイミングは、逃さないことばかりではなく、じっと待つこと、 自分ではいかんともしがたい時宜を得なければならないこと… 続きを読む